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ゆっきーのつれづれ日記

宗教

私の生い立ち

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漠然とした目標

私の両親は、 とある宗教の信者だった。

私は幼い頃から、その宗教の教理を学びながら育ち、教理を自分の信念として育った。私は、「自分は神様の願いを果たすために生まれ、世界を平和にするために生きてこそ、私の生きる価値が見いだされる」と言う信念を持って生きていた。

世界平和を人生の目標にするということ。その目標が漠然としたものであるということに気付いたのは、私が30代中盤に差し掛かったころだっただろうか。それまでは、「世界平和」を目指すということが、私自身にとってとても明確な人生の目標だと感じていた。

正しく生きる

私は、私の信じていた教理をしっかりと理解し、その通りに生きること、それが世界を平和にするための大一歩になると信じていた。私自身が正しく生き、正しく生きる私が正しい家庭を築き、正しい家庭が正しい国を築き、世界に繋がっていくという論理だった。

だから、誰かに人生の目標(世界平和)を達成するために今どんな努力をしているの?という質問をされることがあれば、私は自信満々にまずは自分自身が正しく生きられるように努力していると答えていた。

私を苦しめたもの

信念を守って生きていく私自身には、矛盾したふたつの感覚があった。私は常に劣等感と優越感を持っていた。私は人より劣っている、しかし私は本当はもっと優れた立場であると、そう信じていた。

少し話がそれるが、 私の信じていた宗教では、信仰を持ち始めたものを一世とし、一世同士が結婚し授かった子は二世、二世同士が結婚し授かった子は三世とされた。そして一世は堕落した血統が混じっているのに対し、二世からは純粋な神の血統であるとされていた。

初めに書いたように、私の両親はその宗教の信仰を持っていたが、私は両親が教会において夫婦として認められる以前に生まれた子であったため、二世ではなく一世として扱われた。少し複雑な話に聞こえるかもしれないが、簡単に言うと私は、「家庭においては神の血統を持つ二世と同じように育てられたが、教会において立場上は堕落の血統が混じった一世とされていた」ということだった。



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いつか認められると信じて

私の両親は、教会の判断を認めていなかった。かと言って、信仰を捨てるわけでもなかった。「教理は正しい。あなたは認められていないだけ。正しく生きれば、いつかは二世として認められる。」そのような考えの中で私は育てられた。

だから私は、自分自身の置かれた立場を否定し続けた。教会では、一世の立場の友達 (自分が生まれた後に両親が入教した家庭の子) と接しながら、[私はあなたたちとは違う]と思っていたし、二世の立場の友達 (信者である両親から生まれた子) と接しながら[私はあなたよりも教理を理解している二世である]と思っていた。

自分自身の置かれた立場を否定するという習慣は、教会に限らず、学校にいるときもそうだった。私は学校の友達とは違う。神の血統を継いだ神の子だ。学校の友達とうまくいかないことがあっても、それは友達が神の血統を継いでないから、正しく生きられていないからだ。そんな風に思っていた。

信念以外のものを切り捨てた

そんな私が、30年以上信じてきた宗教と距離を置くことになった。正確に言うと、段々と距離を置くことになったのだが、その中でも今の私に至るまでに大きな出来事がふたつあった。

ひとつは転職。もうひとつは両親との別居だった。

今私は、夫と子供3人と暮らしている。特に所属する宗教はない。ただ、世界平和と言う信念が、私の心の中には今も残っている。以前のように漠然とした目標としてではなく、自分が少しでも世の中のために生きることが出来るなら何が出来るか、子供たちが世の中のために生きることが出来るなら親としてどんなふうに支えてあげられるか、そうしたことを考えながら生きている。

子供たちに望むこと

5年前、10年前までの自分を振り返ると、口では世界を信念に掲げている割に、自分しか見えていなかったと言うことが今の私には分かる。私が良かれと思って発する言葉が、どれだけ周りの人を傷つけて来ただろうか、と言うことも思う。

堂々と生きるには、申し訳なさと恥ずかしさがあるが、今私にできること、それは子供たちの人生を支えてあげることなのだと思っている。世の中のために、周りの人と良い関係を築きながら、良い社会、良い国、良い世界につながるような生き方をしてほしい。そのために何をするかは本人次第だと思う。

ただ、人を傷つけるような人間にだけはなってほしくない。そんな思いで子育てをしながら今を生きている。



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