男子中学生にとってのアイシングクッキー

お菓子作りに込める気持ち



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長男の中学校卒業式の日、私は長男の部活仲間である中学生男子たちに卒業祝いの想いを込めてアイシングクッキーをプレゼントした。その思いに至るまでの話はバスケ部の男子中学生に卒業記念のアイシングクッキーをプレゼントした話を読んでいただければと思います。

彼らは近隣の中学校の中では珍しくチーム名とロゴを持っていたので、本当はそのロゴをモチーフにして名前入りのクッキーにしてあげたかったんだけど、頭では思い描いていてもうまくいかないことってたくさんあって…。3月と言う様々な日程が立て込んでる中、余裕をもって数日前に作ろうとしたんだけど失敗してしまった。もう時間もないし、うまくいかないし、諦めようかなって思った。でも、一年前の娘の小学校の卒業式で、娘の同級生とお世話になった先生方に卒業記念のアイシングクッキーをプレゼントしたとき、とても喜んでもらったなってことを思い出して、なんだかんだ長男に割いてあげている時間が少ない気がしてちょっと切なくもあり、なんとしても長男の卒業式にも何かしてあげたいって思って、家事と仕事の合間を縫ってバスケクッキーに再挑戦した。

と言っても私はそれほどアイシング技術が高くはないので、今まで作ってきたアイシングクッキーのレベルで出来そうなものをイメージしなおして、出来るだけシンプルに仕上げることに…。当初は直径3.5センチくらいの丸いクッキーを二つにしようと思っていたんだけど、とにかくアイシングで細い模様や文字を書くのは私にはまだまだ経験が足りないってことが分かったので、直径5センチくらいの大き目の丸いクッキーを焼いて、チームのロゴはカラーだけベースに残し柄も大きめに…そこにバスケ部の子たちひとりひとりの名前を入れた。そして小さめの桜の形のクッキーも添えて卒業式の前日の晩にラッピングして、なんとか卒業式に間に合わせることができた。

さて、受け取った中学生男子たちの反応はいかに…?



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私としてはアイシングクッキーを大人や娘の友達(女子中学生)やこどもたちにあげたことはあったけれど、中学生男子にアイシングクッキーを作ってプレゼントした経験はあまりなかったので、彼らの反応はある意味とても自然なことだったけど、ちょっと新鮮で…素直でかわいいなと思ってしまった。

と言うのも、卒業式の後、男子バスケ部のメンバーで集まって、私がひとりひとりに「卒業おめでとう!」と言いながらクッキーを渡したんだけど、子供たちは「ありがとうございます!おいしそう!」って言った。今までアイシングクッキーをあげると一部の大人を除けば大人や女子はたいてい「すご~いっ!」「かわいい~!」とか言ってくれるんだけど、男子バスケ部の彼らはそれを見て楽しむための卒業記念のアイシングクッキーではなく、ただ、食べ物として認識したってこと(笑)

ママたちは、「何日持つ~?」「飾っておきたい~!」「あとで写真撮らなきゃ!」って盛り上がっていたけれど、彼らは卒業式を終えて帰宅するまでの間にそのクッキーで空腹をしのいだのだとか…(笑)そんな中学生男子にアイシングクッキーをあげた卒業式エピソード♪食べ物としてでも、形に残らなくても、なんとなく彼らの卒業式の思い出の中に幸せのエッセンスとして残ってくれたら嬉しいな~ってそんなふうに思う。食べて消えてしまうお菓子だけど、手作りのお菓子にはそんなパワーがあるんじゃないかなって思ってる。



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お菓子作りに込める気持ち

Posted by yukky