40歳。何もして来なかったなーって思ったりもしたけど今生まれたって思えばいいかなって。
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自分の周りには限られた大人しかいなかった。その大人たちの言葉で、自分は特別に頑張らないといけない存在なんだと思い込んだ。
大人たちがそれを意図していたのか、今となっては分からない。私の中でただ解釈が歪んでしまっていたということもあり得る。
ただ言えること。それは、私が一人の人として生きようとしていなかったということ。
そんな生き方があるのだとは全く知りもしなかった。
気付けば、物心ついた頃からずっと自分の中で何かがグルグルし続けていた。紐解けない何かが。
物にあたることもよくあった。壁に八つ当たりして、手の甲が擦り剝けたこともあった。
自分の周りにいる大人と違うことを言う大人には心を閉ざした。自分の味方ではないと思っていたから。
その子供たちにも心を閉ざした。自分のことを知ったら、避けられるんだと思ったから。
誰かに話したらきっかけが掴めるなんてこと、考えもしなかった。
自分の中で何が絡まっているのかもわからず、もっと言えば絡まっていることにも気が付かなかった。
ふと気にかけてくれる人が時々現れて、そう言う出会いにはいつも感謝で、だけど本当のところ何ひとつ解けないまま。
同じ境遇の人がいるわけがない。
自分の中から出てくる怒りや悲しみは、私の中に悪いものがいて、そのせいで出てくるものだと思ってた。
だけどそれを出したら、私が悪い人間だって思われてしまうんだと思っていた。
だから出さないように我慢した。一生懸命に、周りの大人が正しいと言うことをただただ必死に学んでいたら、自分の中の不の感情が消えてくれるんだと思った。だけど、いつまでも消えてくれない。
何かにすがりたい気持ち。
頑張ってきたことが当たり前のこと過ぎて自分には何もないって言う虚無感。
認められようと必死だった。
だけどいつの間にか自分の周りにいた大人はいなくなっていて、自分自身がすっかり大人になっていた。見た目だけ。心はこどものまま。
誰にも認められないまま。
誰も悪くない。
そう言ってしまえば確かにそう。
だけど、それは私がそう思えるときに言う言葉。
誰かに行ってほしくはない。
私の中で紐解けてないものを、仕方のないことだなんて勝手に言わないでほしい。
分かってる。私の周りにいた大人たちだって、みんな人間。
みんなが人としての成長過程にいる。そこから生まれてくる子供だって当然いる。
何が正解とかないのかも知れない。
だけどこれだけは事実。
そこにいた私は、誰にも心を開かないまま大人になってしまったってこと。
大人になった私は、自分だけが大きな悩みを抱えているんだと思った。
ただただ自分の殻の中に閉じこもって、
自分の解釈だけが正しいんだと思って人を非難し、
だけど気付けば他の人たちは仲間を作って笑っていて、
自分だけがひとり、取り残されてしまった気がして。
みんな私のこと、変な人だって思ってるんだろうなって、
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冷たくて、感情がなくて、人間味がなくて、怖い人だって思われてるんだろうなって、
誰がどんなこと考えているのかなんて、壁を作ってきたから分からなくて、
みんなは仲間になっているのに、私だけ一人ぼっちなんだなって思ったらものすごく虚しくて。
消えてしまいと、何度も思った。
だけど、こんな私にも旦那がいて、子供が３人いて。
大好きだし、愛してるし、大切な大切な家族だって、それだけで幸せなことって分かっているのに、
この世界に生まれてきたひとりの人間として、どうしても虚しい気持ちが戻ってくる。
たくさんたくさん悩んだ。
そしてものすごい年月がかかったけれど、ある思いに辿り着いた。
それまで自分以外のみんなは仲間になってる気がして、
自分だけひとり、取り残されてしまった気がしていたけれど、
意外とみんな【一人ひとり】なのかなって、
いい意味でそんな気がした。
そっか、私は私なんだって。
みんなとどうしたいかじゃなくて、私はどうしたいのかなんだって。
私たちはどう生きるかじゃなくて、私はどう生きるかなんだって。
そんな思いに辿り着いて、一気に気が楽になって、
私は人を幸せにしたいから、大好きなお菓子作りで周りの人を幸せにしていこうって、
それが本当に私らしくて、無理がなくて、楽しくて、私にとって価値のある人生だなって思えた。
それでお菓子作りで、たくさんたくさん人と繋がっていこうって、
私のことも話しながら、誰かの話も聞いてあげながら、
いろんな人がいるんだねーって、お互いに感じながら、
一緒にお互いの大切なもの、認め合いながら生きていたいねーって、
そんな温かい地域を作っていきたいなって思えるようになった。
だけどやっぱり、それで私は笑顔で過ごせるけれど、
今までの私が感じてきたことって事実だから、
まだ抜けられない渦の中でぐるぐるしてしまっている人っているかも知れないって思うと、
何もしないではいられない。
もしこのゆっきーの家に辿り着いたあなたが私が感じていたような渦の中に今いるのなら、
あなたそのを渦の中から救い出してあげられる可能性があるのなら、
繋がっていたい、話を聞きたい、一人じゃないよって言ってあげたい。
誰に話しても解決しないって思うこと、あると思う。
自分の中で何が絡まっているのか分からないことも、あると思う。
何を相談したらいいのかも分からないことも、あると思う。
ただ、今日は疲れたなぁ～って、ちょっと呟くだけでもいいと思う。
誰かに話しているうちに道が拓けることってあると思うから。
何か話してみたくなったら、contactからメッセージを送ってくれたらなって思う。
いつでもお待ちしています。
あなたにも道が拓かれること、心から祈ってます。
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