思い出|義理実家でクッキーを焼いていたころの話
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結婚して韓国に嫁ぐとき、嫁入り道具(?)として両親がオーブントースターを持たせてくれた。私はそのトースターを使って義理実家でもクッキーを焼いたりしていた。
かれこれ15年以上前のことで、どんなものを作ったかはあまり覚えてないけれど、トースターだったのと、自分自身もそれほどレパートリーを持っていなかったので、クッキーなどの焼き菓子がメインだったように思う。
義理実家には、旦那の他に義理両親と義弟が一緒に暮らしていた。私がお菓子を作ってあげると、こんなお菓子を生まれて初めて食べた!こんなお菓子を家で作れるなんて!あなたがお嫁に来たおかげでこんな手作りのお菓子を生きてるうちに食べて見れることになるとは!と、義理実家の家族がみんなして喜んでくれた。
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その頃の私は20代前半で経験不足だったこともあり、そんなふうに手作りのお菓子を喜んでくれる義理実家の家族を見てちょっと大袈裟に感じる反面、そんなにも喜んでくれることが嬉しくもあった。今思えば、男兄弟ふたりで女の子がいない家庭だったので、本当に手作りのお菓子が物珍しいものだったんだろうなってなって思う。
当時、そのことをもっと感じられていたら、もっともっとたくさんクッキーやいろんなお菓子を作って義理両親を喜ばせてあげられただろうに、17年という歳月にあまりにも多くの変化があって、昔のことで当時のことをあまり思い出すことができない。
ただ覚えているのは、旦那の義理両親は、私にとっては親というよりも祖父母のような存在で、ものすごく愛してくれて可愛がってくれていたということ。
今となっては手作りのお菓子で直接義理両親を喜ばせてあげることは出来ないけれど、今年の旧正月(韓国式)は今年の干支であるうさぎの形のクッキーを焼いてお供えした。シアボジ(義父)とシオモニ(義母)が喜んでいてくれたらなって思う。
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