こども食堂|こども食堂で焼き菓子の提供をさせてもらうことになった話
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オーブンレンジを我が家に出迎えて2年ほどたった頃、私の中でお菓子作りのスイッチが入った。私がクッキーづくりと出会ったのは小学生の頃に母親に買ってもらった本で、それからずっとお菓子作りは好きだったけど、そんなに頻繁に作るほどではなく時間があれば作る程度だった。
今から1年半くらい前、娘との時間を増やしたくて、そのひとつとしてお菓子作りが生活の中に取り入れられた・・・んだったような気がする。そう、記憶はちょっと曖昧なんだけど、とにかく娘が小学6年生だった冬、私の中でお菓子作りを通して人と繋がりたい!そして人を喜ばせたい!というスイッチが入ったのだった。
その頃出会った知人を通して、知人が紹介してくれたこども食堂の場に携わらせてもらえることになった。初めにこども食堂の話を聞いたとき、クッキーを配ったりしたら楽しいだろうなって思いついて、でもお店を経営しているわけでもなく、お菓子作りが好きではあったけれど趣味程度でたまに作るくらいでしかなかったので、こども食堂というひとつの正式な活動としてされている中に私が入っていけるだろうかっていう不安があった。
だから、ちょっと携われたらなって・・・それくらいの一言しか言えなかったんだけど、こども食堂を紹介してくれた知人が上手く繋いでくれたおかげで、臆病な私は一歩踏み出すことが出来た。旦那は、何か新しいことをしようとする私をいつも応援してくれる。こども食堂に携わらせてもらえることになったときも、大賛成してくれて、やってみたらいいと応援してくれた。
こども食堂でクッキー配りという形で携わらせてもらうようになってもうすぐ一年になる。2022年の4月から参加して、1回は流行病に罹ってお休みしたけれど、月に一回参加して今月で11回目の参加になる。こども食堂でクッキーを配らせてもらう中で私に大切な気付きがあった。こども食堂でクッキーを配らせてもらうことは、それまで、誰かの為に生きたいっていう思いだけがあって、でもそれをどうやって行動に移したらいいのか分からなくていつも悶々としていた私に、好きなことをすればいいんだって思うきっかけになった。
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大好きなお菓子作りでたくさんの人に喜んでもらえるということが、私にとっては本当に嬉しいこと。初めはこども食堂の60食提供に合わせていたんだけど、こども食堂がだんだんに地域の方々に知れ渡り、毎月開始時間前から長蛇の列が出来るようになって、最近では100食提供が当たり前になった。こども食堂のスタッフの方がクッキー作りは可能な分でいいから無理して100食に合わせなくて大丈夫だと言ってくれる。私が体調を崩した時も、本当にみなさん優しく気遣ってくださって、いつも笑顔で話しかけてくれて、一緒にいると安心できる方々。
こども食堂の日に行くと不思議とパワーをもらえる。スタッフのみなさんは準備で疲れているだろうに、だけどいつもなんか輝いてる。ステキだなって思う。そんな風に輝いているこども食堂のスタッフの方々を見ていると、私も一緒に頑張りたいなって思えてきてパワーをもらえる。そしてもう一つ、こども食堂の利用者であるこどもたちや親御さんにクッキーを配るとき、「ありがとう!」「かわいいクッキー♡」「すごーいっ!」「おいしそう♡」って嬉しそうに受け取ってくれて、そこからもパワーをもらえる。
そんな中、こども食堂の利用者に対して、提供数が足りないことがある。そんなときは「クッキーだけでも」って渡してあげることで、少しでも残念な気持ちを軽減させたいし、少しでもいいから幸せな気持ちを残してあげたい。だから私も最近は100個以上はクッキーを焼いていく。クッキーの配布には、娘や娘の友達も協力してくれる。そうして誰かの為に過ごせるその時間が、私にとって、そして子供たちにとっても、貴重な時間だなって感じている。これからも、お菓子作りを通して、誰かの為に生きるっていうことを続けていけたらな、と思う。
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